三鷹深大寺特許事務所
世界地熱関連特許出願数の推移(2024.5.20)
中国、日本、アメリカの地熱関連特許出願数の推移と、地熱関連特許公開数の多い国を示した図です。
中国が他の国を抜き、圧倒的に特許公開数が多いことが窺えます。日本は2番となっています。次いで、アメリカとなっています。
(注)中国の特許出願数推移図は、日本、アメリカと比べ、縦軸が大きく異なっています。
どの国も2010年頃から出願数が急激に増加していることが認めらます。このことは世界的にカーボンフリーに向け、地熱開発が進められていることを示している可能性があります。
なお、グラフはespacenet DBに基づき作成しておりますが、espacenet DBは出願国情報が完全でない面があるので、これらの図表は正確ではなく、あくまで一つの参考としてご覧下さい。(2024.5.20)
国内地熱関連特許出願数の推移(2024.5.16)
国内の地熱関連特許出願の推移です。
他の技術分野に比べ、必ずしも多いとは云えないものの、近年、出願数が増加していることが窺えます。
ちなみに、最初のピーク(1980年頃)はサンシャイン計画実施時に相当し、現在のピークは、地熱の必要性が高まりFIT制度が始まった頃に当たっています。
なお、この数年、特許出願数が減少し、ピークは過ぎたかのように見えますが、これは統計上の問題もあるので、あくまで暫定値です。
また、興味深いのは、他の国を見ても近年、特許出願数が増加していることです。(2024.5.16)